★ 最新リマスタリング『 Kind Of Blue (Stereo盤) 』180グラム重量盤レコード試聴レビュー★

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先週、オリジナル盤を可能な限り忠実に再現した高音質のLPシリーズ
ジャズ・アナログ・レジェンダリー・コレクション第1弾
全5タイトルがようやくリリースされました。

この「ジャズ・アナログ・レジェンダリー・コレクション」は、名門ColumbiaRCAをはじめソニー・ミュージックが誇るジャズ歴史的名盤のオリジナル盤を可能な限り忠実に再現した高音質のLPシリーズのようです。

その記念すべき第1弾となる今回は、
今年発売から60周年を迎えた大名盤マイルス・デイビス(Miles Davis)の「カインド・オブ・ブルー」のMONO盤STEREO盤デイヴ・ブルーベックの「タイム・アウト」、人気ピアニスト、ビル・エヴァンス東京でのライヴ・アルバムなどソニーミュージック・ジャズ代表的な人気盤がセレクトされています。

記憶が正しければ、このシリーズ、既に2度ほど発売が延期になったもので、個人的には「リリースされないんじゃないか?!」と思っていました・・・・・。

このシリーズの中から、マイルス・デイビスの「カインド・オブ・ブルー」のSTEREO盤を予約していたのですが、最初の発売延期発表の時点で、一旦、予約がキャンセル扱いとなり、再度、発売が決まったので、再予約。
そこから最低1回は発売延期になっていたと思います。

で、最終的には先週、23日、ようやく手元に届いた次第です。

ちなみに、メーカーから発表になっている今回リリースのレコードの概要は以下の通りです。

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★A式ジャケット(オリジナル盤仕様(可能な限り忠実に再現) )
★180グラム重量盤
★完全生産限定盤
★192/24マスターをMark Wilder(Columbia時代のマイルスを一任されている)がマスタリング
★国内カッティング(ソニー・ミュージックスタジオ)
 国内プレス(ソニー・ミュージックソリューションズ 静岡プロダクションセンター)
★岡崎正通/塙耕記 監修

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これまで『 Kind Of Blue 』は何度も何度も様々なフォーマットでリリースされ続けていますが、ここ最近では、数年前にMobile Fidelityからリリースされた高音質盤/45回転盤/BOX仕様/2枚組/180グラム重量盤レコードが、著名なオーディオ評論家や愛好家から、音質的には高い評価を得ています。

Mobile Fidelity盤『 Kind Of Blue 』

そこで気になるのが、そのMobile Fidelity盤と今回リリースされたMark Wilderリマスター盤とでは
どちらが「いい音(自分好みの音)」なのかということです・・・・・。

ちなみに、Mobile Fidelity盤はリリースが発表になってから、何度も発売が延期となり、最終的には予約(途中予約キャンセルされました)してから手元に届くまで、1年以上かかったと記憶しています・・・・・。

というわけで、早速、比較試聴の開始です!!

まずは既に各方面から高評価を得ているMobile Fidelity盤を聴いてみることにしました♪

いやぁ~、改めて聴いてみて再認識しました!!
そのサウンドの重厚感といい、沈み込むような深みといい、各楽器の音色の艶といい、
虜になるくらいの再現力です!!素晴らしい!!(もちろん、オリジナル盤は聴いていませんが・・・)

続いては、今回リリースされたMobile Fidelity盤です♪

いやいや、こちらも負けず劣らすの好印象です!

ただ、Mobile Fidelity盤ほどの、荘厳とも言える重厚感や沈み込むような深み、艶は、感じません。

そのかわり、たとえるならば、「ハイレゾ調」と言えばいいのか、大変クリアなサウンドに聴こえます。

「生々しい」というよりは「クリア」と表現するほうが、試聴後の印象に近いと思います。

いずれにしても、感じる音質に違いはあれど、今回リリースされた「ジャズ・アナログ・レジェンダリー・コレクション」の『 Kind Of Blue (Stereo盤) 』は、おすすめの1枚です♪

音質だけではなく、作品そのものが歴史的名盤というのもありますが、ファンならずとも一度は聴いてみる価値は十分あると思います。大切にしていきたいと思います。

パーソン

オススメですよ♪

ニコラス

そうなんだぁ♪

ダブ

ブブブー♪

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この記事を書いた人

“While my heart is still beating.”

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