映画『ブルーノート・レコード ジャズを超えて』鑑賞レビュー♪

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JAZZを少しばかり聴くようになったのは、ほんの数年前からのことでした。

きっかけは、オーディオ・システムを総入れ替えしたことに始まるのですが、
その理由はまた別の機会(ブログ)にお話するとして、
とにかく、きっかけはそういうことでした。

憧れのMcIntoshのプリメインアンプとB&Wのスピーカーの組み合わせ♪

秋葉原のダイナミックオーディオ5555で購入したのですが、
購入の決め手は、JAZZを試聴してではなく、
MUSEの「 Knights of Cydonia 」を聴いた時でした。

その迫力と躍動感、パワーとスピード感、とにかく度肝を抜かれました。

今までこの曲を何度も聴いていたのに・・・・・、なに?!これ!?

まぁ、きっかけはそうだったのですが、
再生される“音の生々しさ”を、もっと!もっと!と追求しているうちに、
割と早い段階で、JAZZを聴き始めるようになったというわけです。

もちろん、ひと口にJAZZといっても、
さまざまな有名どころのレーベルやアルバム・タイトルがあるわけですが、
どこかで一度は耳にしたことがある楽曲を数多くリリースしているJAZZレーベルとして、
「BLUE NOTE」は避けることのできない存在です。

とは言え、「BLUE NOTE」がJAZZレーベルであることは知っていても、
創立80周年を迎えた「BLUE NOTE」の歴史についてはほとんど知りませんでした。

その時は、それより、一新したオーディオ・システムで、
もっと、もっと、いろんな音(楽曲)を聴いてみたい!
という欲求のほうがはるかに勝っていたからです。

同じアルバムなのに、CDやアナログレコード、ハイレゾ音源など、
何枚買ったかわかりません・・・・・(苦笑)

CDだけでも、SACD、SHM-CD、K2HD CD、リマスターCD、などなど、
レコードも、33回転200g重量盤、45回転2枚組重量盤、リマスター盤、などなど、
ハイレゾ音源も、flac 192kHz/24bit、DSF 2.8Mhz/1bit、リマスタ音源、などなど、
さらには、高音質と定評のアメリカのAnalog Productions盤やMobile Fidelity盤など、
1枚のアルバムなのに、気がつけば、お気に入りの同じアルバムが「一体何枚あるの?!」状態に!(苦笑)

その中には当然、名門「BLUE NOTE」からリリースされた歴史的名盤もありました。

例えば、
アート・ブレイキー&ザ・ジャズ・メッセンジャーズ『モーニン』、
ハンク・モブレー『ソウル・ステーション』、
リー・モーガン『ザ・サイドワインダー』、
キャノンボール・アダレイ『サムシン・エルス』、
ソニー・クラーク『クール・ストラッティン』、
ジョン・コルトレーン『ブルー・トレイン』、
バド・パウエル『ザ・シーン・チェンジズ』、
ホレス・シルヴァー『ソング・フォー・マイ・ファーザー』、
ケニー・バレル『ミッドナイト・ブルー』、
ノラ・ジョーンズ『カム・アウェイ・ウィズ・ミー』などなど、などなど。

正直、それらの音楽を楽しむと言うより、その時は、
「もっといい音で!もっとリアルに!」といった思いが強かったと思います。

もちろん、ポップスやロック、ダンスやヒップホップ、R&Bからクラシックまで、
「昔から聴き馴染みのタイトルのはずなのに、実はこんな音が入っていたのか!?」
といった驚きや発見は自分にとってはかなりの衝撃でした。

それは、嬉しさ、もさることながら、
知らない(知らなかった)、ということの怖さ、というか、
なにか、人生の半分を損していたのかも、という気分になったのも事実でした。

まぁ、そんな感じで、「BLUE NOTE」が、少し身近な存在になりました♪

ただ、「BLUE NOTE」に関する書籍は数々出版されていますが、
そういったものへの関心や触手が伸びるということはありませんでした。

でも、なぜか、このドキュメンタリー映画『ブルーノート・レコード ジャズを超えて』の
存在を知ってからは、どうしても観てみたい!という衝動にかられた次第です。

ただ、残念ながら、劇場での公開は終わっていたので、
DVDを購入することにしました♪(レンタルもデジタル配信もなかったので)

レーベルの創成期から現在に至るまでの変遷を、
様々な映像や画像、インタビューなどを交えながら伝えてくれます。

個人的には、アート・ブレイキーの演奏前のMCと
名曲「モーニン」のライヴ映像に感動しましたし、
今でも大切に所蔵されている数々の歴史的写真にも圧倒されました。

背景が真っ暗で、人物だけが映し出された多くの写真は、
被写体の存在感を絶対的なものへと表現しているかのようです。

音楽だけではなく、全てがアーティスティックなものに感じずにはいられません。

まさにそれは “So Cool! Awesome!”

「JAZZにはあまり興味もないし」という人でも
何かを感じることのできる、そんな素晴らしいドキュメンタリー映画でした♪

また、時間を改めて、観直してみようと思います。

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この記事を書いた人

“While my heart is still beating.”

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