★ 『FOR YOU』山下達郎 180g重量盤レコード 購入試聴レビュー♪

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明日、5月3日に発売される山下達郎さんの1982年リリースの名盤『FOR YOU』の完全生産限定盤/180g重量盤レコードが手元に届いたので、早速、聴いてみました♪

今や国内外で「シティ・ポップ」が話題となっていますが、この『FOR YOU』は、そのサウンドといい、ジャケットといい、まさにその「シティ・ポップ」の王道的存在と言って良いのではないでしょうか。

A面1曲目の「SPARKLE」のイントロのギターカッティングで、いきなりノックアウト!完全にヤラれてしまいます!

山下達郎「SPARKLE」Music Video (2023)

更にその興奮は、B面1曲目の「LOVELAND,ISLAND」へと続きます♪

山下達郎「LOVELAND,ISLAND」Special Clip (2002)

40年以上経った今、こうして聴いていても全く色褪せることなく、時間を超越した輝きを放っています♪

今回の一番のトピックはやはり、最新リマスター音源がヴァイナル(レコード)とカセットというフィジカル限定でリリースされたことだと思うのですが、その最新リマスターをレコードで聴いてみて、とにかく一番驚かされたのは、「こんなリマスターがあるんだぁ〜・・・」と感じたことでした。

それはCDというメディアでのリマスター手法とは全く異なるように感じたからです。

今回のヴァイナルで聴いた最新リマスターのサウンドは、単に「高音質!」と感じるようなものではなく、1982年のアルバムリリース当時に、現在の最新機材でレコーディング&マスタリングしたら、おそらくこういうサウンドに仕上がっていたであろうと想像できるような再生音とでも言えばいいでしょうか・・・。

各楽器のサウンドの分離がよく、音の広がりや奥行きも誇張しすぎない自然体のようで、サウンド全体が「まろやか」に聴こえます。

リマスター音源で一般的によく感じる、「ハイレゾ調」とか「音圧レベルが上がった」とか「クリア感が増してベールが一枚剥がれた感じ」とかいうものとは明らかに異なり、でも、確実に音が良くなっているようには感じます。良くなっているベクトルが違うだけなのですが、「こんなリマスターもあるんだぁ〜」と新鮮な驚きを感じてしまいました・・・。う〜ん、スゴいっ!!

レコードならではの楽しみが十二分に体感できる素晴らしいリマスター盤に仕上がっています♪

これほど、CDとの音造りの方向性の差を感じるヴァイナル&カセットのリマスター盤は記憶にありません。

ただ言えることは、アルバムそれ自体が名盤なので、その時々の自分のコンディションやシチュエーションによって聴くメディアを変えられるというのは、なんとも幸せな限りです♪

これから5ヶ月連続でRCA/AIR YEARS 8タイトルがリリースされるということなので、ファンならずとも、音楽好きなら一度は手にとって聴いてみてください。きっと、新しい発見や感動がありますよ!

今年の夏に開催予定の達郎さんのライヴには是非とも行ってみようと思います♪

追伸!

今回購入したヴァイナルの音質があまりにも良かったので、同アルバムのカセットテープを追加購入してしまいましたwww

で、早速、愛用のNakamichiのカセットデッキで再生していてビックリ!!レコード同様、アナログ音源ならではの素晴らしい再生音♪ こりゃ、追加購入して大正解!

達郎さんはインタビューの中で、今回の『FOR YOU』のリマスタリングはオリジナルにかなり近づけることができたのでリリースすることにしたというくらいの出来になっているそうです。なるほど!ですね。

さて、今日はもう一枚、レコードが届きました♪

元ちとせさんの代表曲「ワダツミの木」の完全生産限定盤アナログレコードです。

元ちとせ「ワダツミの木」

こちらは昨年リリースされ、即完となったアナログレコードを再リリースしたもので、ボーナストラックとして、2012年配信限定シングルとしてリリースされた『ワダツミの木』with SLY & ROBBIEが収録されています♪

こちらはリマスター盤というわけではありませんが、やはり、今、こうして聴き直してみても、しみじみ「いい曲だぁ〜」と感じます。

『ワダツミの木』with SLY & ROBBIEはレゲエ(ダブ)調で、このアレンジもなかなか気に入っています♪

う〜ん、それにしても、ヴァイナルってホント、不思議で魅力的な存在ですね。

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この記事を書いた人

“While my heart is still beating.”

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