昨日、ウィル・スミスさん主演のアメリカ映画『ドリームプラン(KING RICHARD)』を観ました♪
あの女子プロ・テニス界の女王、ビーナス・ウィリアムズ選手とセリーナ・ウィリアムズ選手姉妹の父親、リチャード・ウィリアムズさんが、その二人を世界一のプロ・テニス・プレーヤーに育て上げるまでを描いた実話に基づいた伝記映画です。
二人が生まれる前にリチャード・ウィリアムズさんが、二人を世界最強のテニス・プレーヤーにするために作った「計画書(ドリームプラン)」を忠実に再現していくというストーリーですが、そのために、時には周りの人から反感をかったり、夫婦間で口論になったりと、家族以外は誰も信じなかった常識破り的なこの「計画書(ドリームプラン)」ですが、自らが語る父親のバックグラウンドを知るにつれ、そうそう破天荒なものでもないんじゃないか?!と思えるようになりました。
アフリカ系アメリカ人として生まれ、子供の頃から白人社会(警官含め)から人種差別や偏見を受け続け、また黒人同士の抗争やまん延するドラッグ社会で生きる中で、自分や家族の人生を変えるため、同様に迫害を受けている多くの黒人のため、この常識破りともとれる「計画書(ドリームプラン)」を書き上げ、さらにそれを実行してしまうという、噓のようなホントの話に、ただただ、圧倒されるばかりでした・・・。
壮絶な人生経験があったからなのか・・・。
相当の強固な信念がなければ、こんなことは到底できなかったことでしょう。それほど、耐えてきたし、何が何でも変えたかったんだと思います。想像を絶するものだったんだろうと推察できます。
さらに驚くのは、そんな父親を信じ続けて、決してぐれたりする事もなく、一心不乱に世界一を目指す姉妹の人格にも圧倒されました。
リチャード・ウィリアムズさんは二人が世界一になることを前提に、若くして巨万の富と成功を手に入れると必ず人は道を踏み外すことを、多くの成功者たちの前例から学んでいました。
テニス・プレーヤーとして世界一になることだけではなく、成功者になってからも謙虚さをもった世界一の人格者であり続ける人に育てる、というのが彼の作った「計画書(ドリームプラン)」だったのです。
しかも、それを実現させてしまったのですから、驚きと敬意しかありません!
それにしてもウィル・スミスさん、ホント、いい演技されていますね。この作品で、第94回アカデミー賞で主演男優賞されたことも頷けます。
並大抵のことではありませんが、夢を夢で終わらせちゃだめだってことを痛感させられる、そんな勇気をえられる素晴らしい映画でした♪

Ma Vie, Mes Rêves!



No doubt!



Boo!Boo!Boo!
この映画『ドリームプラン(KING RICHARD)』では、エンディングに流れるビヨンセさんの書き下ろし曲「ビー・アライヴ(BE ALIVE)」が話題になりましたが、個人的には映画の挿入歌として使われていた今は亡きアメリカを代表するカントリーシンガー、ケニー・ロジャースさんの1978年のヒット曲「ザ・ギャンブラー」がとても印象的でした♪
今聴いても本当にいい曲ですよね♪
これからの季節、どこまでも続く田舎道をゆっくりと愛車でドライヴしながら聴くにはもってこいの楽曲です♪
「人生はギャンブルだ!」というわけではありませんが、たった一度の人生、自分次第でギャンブルのように、いかようにでも結果を導き出せるってことかもしれません。
是非ともこの曲を含むオリジナル・アルバムの再発を望みます!