先週の4連休、ステイホームを心がけ、台所の換気扇や全ての空調の掃除に始まり、クローゼットや各種収納箱の整理など、あれこれやっていた最中、また!?見つけてしまいました・・・。(苦笑)
またしても!買ったことすら忘れていた「お宝」!?発見!!
もはや、これは、デッドストック?!と呼んでもいいかも的逸品♪
それは何かと言いますと・・・。
日本を代表するハイエンド・オーディオ・ブランドのひとつ、ラックスマン(LUXMAN)製の真空管搭載プリメインアンプキット「LXV-OT7」が付録になった、音楽之友社によるムック本「朗音! 真空管アンプの愉悦」です!!
調べ直してみたら、このムック本が発売されたのが、2018年12月19日!実に1年半以上前のものという事になります・・・。(苦笑)
当時は、発売後の即完売を予測して、発売日に駅前の書店で購入した記憶があります。まぁ、税別¥15,000もするムック本が普通に書店に平積みされていたのも、冷静に考えればちょっとビックリですが、レジ対応の店員さんも金額を一桁間違ったか?!と見直したほどでしたから。
あの時は買う気満々だったのですが、買った事に満足してしまい、その後、クローゼットに置いておいたことすら忘れるなんて、自分でも信じられません・・・(苦笑)
というわけで?!約1年半、ようやく日の目を見ることとなった?!ラックスマン(LUXMAN)製の真空管搭載プリメインアンプキットを組み立てる事に♬
で、せっかくなので、真空管は付属のモノを使用せず、更なる音質向上?!を目指し、別途、トライオード(Triode)の「ECC802/12AU7(スロバキアJJ社製)」を購入♬(コンデンサーの交換は面倒なので断念・・・。)
真空管1本が¥5,400!高いか安いかはよくわかりませんが(多分、安い?)、思いきって導入することに・・・。(冷汗)
キットの組み立て所要時間は正味、5分ほどだったでしょうか。
それより大変だったのが、CDプレーヤーとスピーカーへの接続でした。
ちなみに接続したシステムは、書斎用に普段使用している3rdシステム、マランツ のM-CR610をCDプレーヤー代わりとし、スピーカーは、そのM-CR610とバイワイヤリング接続しているイギリスのスピーカー・メーカー、Q Acoustic(Qアコースティック)のブックシェルフ型2ウェイ・スピーカー、Concept 20を使用することにしました。
Concept 20は、本国、イギリスの有名なオーディオ賞「WHAT HI★FI?」で2年連続、同価格帯のAWARDSを受賞しているスピーカーで、見た目の完成度の高さだけではなく、その音質(実力)も素晴らしい銘機と言えます。
さて、この真空管搭載ハイブリッド・プリメインアンプ「LXV-OT7」ですが、プリ部に真空管12AU7、パワー部はA/B級のアナログアンプを搭載するハイブリッド構成になっています。また、入力はアナログ音声(RCA)を2系統あり、CDプレーヤーやレコードプレーヤーなどをスイッチで切り替えて利用できます。アンプ出力は5W×2ch(4Ω)、スピーカー出力は1系統。そして、キットの構成は、真空管(12AU7)、基板、シャーシ、ネジ、ツマミ、ワッシャー、ACアダプターとなっています。
なんとか小一時間ほどで、システムへの再接続が完了!「いざ!実食!?」ではなく、「いざ!実聴!!」
真空管アンプということもあり、まずはヴォーカルものと、アコギ系ものなどをライブラリーからチョイス。
ヴォーカルものは、ダイアナ・クラールの1999年リリースのアルバム『ホエン・アイ・ルック・イン・ユア・アイズ(When I Look In Your Eyes)』とジュリー・ロンドンのベスト盤をピックアップ。
アコギ系ものは、(夏ということもあり)ジャック・ジョンソンの2005年リリースの名盤『In Between Dreams』と、今は亡き、ハワイを代表するアーティスト、イズラエル・カマカヴィヴォオレ(こちらはウクレレですが)のベスト盤をセレクト。
ついでにジャズの名盤、オスカー・ピーターソン・トリオの『プリーズ・リクエスト』とビル・エヴァンスの『ワルツ・フォー・デビイ』、さらにクラシックの名盤、カラヤン指揮ウィーンフィルの1961年録音『ホルスト:組曲「惑星」』と、映画音楽からライ・クーダーによる『パリ、テキサス』のサントラを選んでみました。
と、ここで、自身のこれまでのオーディオ歴をちょっと、振り返ってみると、これまでにも何度か真空管アンプを買ってみようかと、いくつかのオーディオメーカーの製品を試聴してきましたが、結局購入には至りませんでした。
ジャズ喫茶に行くと、大抵、McIntoshやラックスマンの真空管アンプとアルテックやJBLの大型スピーカーが「でーん!」と鎮座していたりするので、そんな光景にちょっと憧れて、何度となく、試聴してみたのですが、どうも自分の好みの再生音に出会えず、現在に至っています。
なのですが、が、が、が、ムック本の付録としては決して安くはありませんが、交換用の真空管込みで実質3万円未満なら、ちょっと冒険?!してみても良いかな〜、みたいな気持ちもあり〜、みたいな・・・。
で、実際、ピックアップしたお皿を聴いてみた結果はと言いますと・・・、
いや、いや、正直言って、かな〜り「ビックリ!!」でございます♬
D&M恵比寿ショールーム&試聴室や秋葉原のダイナミックオーディオ5555、テレオンの試聴室で聴いた、McIntoshやラックスマンをはじめとする各メーカーの真空管アンプのイメージを見事に払拭するほどの “艶やかさ” と “響き” ♬
「なに、これ!? なんで?!なんで?! マジで!? なに、これ?!」
さすが、ラックスマンと言うべきなのか、この値段で、こんな音が聴けるなんて・・・。いやはや、これは衝撃でっす!!
こうなれば、アナログプレーヤーも接続して、今度はお気に入りのヴァイナル・レコードを聴いてみたいと思います。(また、接続するのに汗をかきそうですが・・・)欲求・探究は止まることはありません!!
ただ、やはり、完璧!というわけではなく、ロックやEDM、いわゆるダンス系ミュージックには向いていません。不思議ですが。M-CR610で聴く方が断然、サウンドが明瞭で迫力もあって、ノリノリで音楽が楽しめます。ホント、不思議です・・・。
とは言え、ホント、ラッキーでした!!
真空管アンプの魅力、それはその音質だけではなく、真空管の灯りも、なんだか「ハマり」そうな一因になってますね。
ステイホームもワルくないかも、、、です♬
音楽之友社によるムック本シリーズの最新作、『音の最終調整 真空管グラフィック・イコライザーの調べ: 特別付録:ラックスマン製 真空管グラフィック・イコライザー・キット』をポチってしまいそうです・・・。(苦笑)
そう言えば、昨年、真空管アンプキットを販売している株式会社サンバレー「SUNVALLEY audio」店主、大橋慎さんの著書、『大橋慎の真空管・オーディオ本当のはなし』を読んだことを思い出しました。真空管オーディオ素人でも楽しく読める一冊でした♬

真空管アンプ、おすすめですよ♬



私もお気に入り♪



ブブブー♫