★ 最高音質!マイケル・ジャクソン『スリラー』40周年記念SACDハイブリッド盤を聴く♪

  • URLをコピーしました!

“King of Pop”と称されるマイケル・ジャクソンさんの世界で最も売れたアルバムとしてギネス記録にも認定されたアルバム『スリラー』がリリースされてから、今年で40年を迎えるそうです。

「えっ!?40周年!?」と、ちょっと驚いてしまいますが、もうそんな年月が経っていたんですね・・・。改めて、ビックリ!

Michael Jackson – Thriller (Official 4K Video)
Michael Jackson – Beat It (Official 4K Video)
Michael Jackson – Billie Jean (Official Video)

そして、アルバムリリースの40周年を記念して、モービル・フィデリティ社(Mobile Fidelity Sound Lab)から、オリジナルアナログマスターテープからリマスターを行なったハイブリッドSACDがリリースされました♪

ちなみに、モービル・フィデリティ社(Mobile Fidelity Sound Lab)は、1970年代に米国西海岸に創立された、老舗高音質リイシュー・レーベルで、日本でも、とりわけ音楽ファンやオーディオ愛好家の間でも、そのこだわりに満ちた素晴らしいアナログ・サウンドで人気を得ています。

これまでにも、「マスターテープに刻まれた音を忠実に再現し、余分なものを足したりしないこと」という、レーベル独自の信念に従って職人技とも言える技術で制作された究極のアナログLPレコード盤やSACD(Hybrid盤)がリリースされています。

高音質リイシュー盤を数多くリリースしている代表的レーベルとしては、同じくアメリカのアナログプロダクションズ(Analogue Productions)が、世界的に見ても最も知られていると思いますが、個人的にはモービル・フィデリティ盤も音楽ファンにとってはとっても重要な存在だと思っています。

確かに自分のライブラリーを見てみると、アナログプロダクションズ(Analogue Productions)からリリースされたヴァイナルやSACD(Hybrid盤)が、一体何枚あるの?!と相棒からツッコミが入るほど所有しているわけですが、イチ音楽ファンとしては、愛聴盤なら少しでも“いい音”で聴きたいと思うのが本能っていうものなのです♪

では、モービル・フィデリティ(Mobile Fidelity Sound Lab)はどうかといいますと、とりあえず、パッと見つけたのがこちらの2枚のSACD(Hybrid盤)です♪

1枚がクリッシー・ハインド姉御率いるプリテンダーズの1984年リリースの名盤『ラーニング・トゥ・クロール』で、もう1枚が来日公演が発表されたばかりのドゥービー・ブラザーズの1972年リリースの名盤『トゥールーズ・ストリート』です。

いずれもお馴染みのアルバムですが、一見、「高音質」とはすぐに結びつくような感じはしないように思うのですが、モービル・フィデリティによるこのリマスター盤を聴くと、ちょっと「えっ?!何これ!?」と誰もが驚くはずです!

まず一聴して感じるのが、各楽器のリアリティ感とボーカルの生々しさ!こんなに年月が経った作品なのに、ナローレンジな感じは皆無!で、臨場感あるロックテイスト溢れるサウンドに、ただただ驚くばかりです。

一様、モービル・フィデリティ盤にはそれぞれ、シリアルナンバーが刻印されているのですが、アナログプロダクションズ盤よりは入手しやすくはなっています。まぁ、販売価格はお安くはないのですが(それでも総じてアナログプロダクションズ盤よりは少しはお求めやすくはなっています)、お気に入りの愛聴盤があれば、「買い!」ではないでしょうか。

さて、今日の本題は、そのモービル・フィデリティから今月、11月にリリースされたモンスターアルバム『スリラー』のSACD(Hybrid盤)なんですが、手元にある2001年デジタルリマスター盤CDとの比較も交えながらの試聴レビューです♪

まず、この『スリラー』ですが、前作にあたる『オフ・ザ・ウォール』からプロデューサーに、世界的に知られるジャズ・ミュージシャンでもあるクインシー・ジョーンズさんを迎えたことによる計算され尽くした音作りの緻密さのようなものを感じます。

その音作りも緻密さを今回リリースされたモービル・フィデリティ盤『スリラー』で体感することができました。

音圧に関しては明らかに2001年デジタルリマスター盤CDの方が勝っていて、音に派手さのようなものが感じられ(ドンシャリ系)るので、人によっては「こちらのほうが好み♪」と感じるかもしれませんし、ラジカセなどのシステムで聴くには向いていそうです。

ただ、それなりのオーディオ機器でSACD層を聴くと、その圧倒的なリアリティ感溢れるサウンドに驚かされるはずです。

「えっ?!こんな音が入ってたの!?」というのは当たり前ですが、サウンドの広がりや立体感はもちろんのこと、ボーカルのリアリティ感が半端なく、リバーブが浅いからなのか、目の前にライブステージがあって、その前列でナマでマイケル・ジャクソンさんのパフォーマンスを体感している錯覚に陥ってしまいました。

いやぁ〜、40周年記念盤だけのことはあるというか、リマスター陣の気迫のようなものを感じます。う〜ん、凄い!

こちらもシリアルナンバーが刻印されていますが、まだ、比較的入手しやすい状況です。

ただ、今回、このSACD(Hybrid盤)と同時に、33回転のアナログLPレコード盤もリリースされています。

個人的にはこちらの高音質アナログLPレコード盤も聴いてみたいのですが、如何せん、価格が・・・。円安の影響もあるのでしょうが、ちょっと手が出ません・・・www

とは言え、マイケルさんのファン、『スリラー』が愛聴盤、という方には文句無しでオススメしたいリマスター盤です!

この記事が気に入ったら
フォローしてね!

この記事を書いた人

“While my heart is still beating.”

目次