先日、相棒から「この人、知ってる?」とスマホの画面を見せられると、『アンドレア・ボチェッリ 奇跡のテノール』という映画のタイトルがあるではありませんか!
「うん、知ってる、知ってるよ!でも、こんな映画があったことは知らなかったなぁ・・・。」
今や、ここ日本でも、誰もがあの世界的大ヒット曲「タイム・トゥ・セイ・グッバイ」を一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか。
相棒はたまたま、Amazonプライム・ビデオで何か良さげな映画はないかと探していたら、この映画『アンドレア・ボチェッリ 奇跡のテノール』を見つけたようです。
全く予備知識のないまま、早速、鑑賞してみることに・・・。
で、映画を観終わった感想ですが、いやぁ〜、年明け早々、いい映画に出会えて、ホント、ハッピーです♪
盲目のハンディを克服した世界最高峰のテノール歌手であるアンドレア・ボチェッリさんの実話を完全映画化した『アンドレア・ボチェッリ 奇跡のテノール』は、 彼の激動の愛と半生を、圧巻の歌声とともに描く、珠玉の感動ドラマ!と紹介されています。
欧米の音楽界を代表する歴史的アーティストの半生を描いた映画の多くが、ドラッグとセックスに溺れ、破滅していくスターを描くパターンですが、本作はそうした一連の作品とは異なります。
私感ですが、感動作というわけではなく、観終わった後、これからの自分の人生に対するモチベーションがすっごく上がるような映画、という印象です。
盲目というとてつもないハンディを抱えながらも、家族をはじめ、親友や恋人、マエストロなど、節目節目で出会う人々に支えられながら自分の夢に向かって突き進む姿には心惹かれました。
自分はこういう人になりたい!こういう職業に就きたい!こういう人生を歩みたい!と思っている人もいれば、そんなもの何もないという人もいるでしょう。
ただ、いずれにしても、人は大なり小なり、個々の人生において、その時その時で、「本来の自分」ではない、ある種の「役割」を演じ続けながら日々を送っているんじゃないでしょうか。
そして、気がつけば、「本来あるべき自分」とはかけ離れた「もう一人の自分」として生き続けている、いや、生きるしかなくなっている、ように思います。
だから、なおさら、盲目という絶望的なハンディを抱えながら自己実現に向かって、「自分に正直(素直)な生き様」と、その結果として成功を勝ち得たという事実に心打たれたんだと思います。
大きなターニングポイントの出会いとなったマエストロ役がアントニオ・バンデラスさんだったというのは、ちょっとビックリしましたが、とてもいい演技をされていますし、それよりなにより、主演のトビー・セバスチャンさんがアンドレア・ボチェッリさんにそっくり!だったことにも驚かされました!
あと、イタリア映画なのに全編、英語っていうのは、イタリア人からするとちょっと納得できないかもしれませんが、この映画をより多くの人たちに観てもらうという意味では良かったと思います。
コロナ禍の昨年も、この『アンドレア・ボチェッリ 奇跡のテノール』は、全国で単館ロードショー公開されていたようですが、今回、相棒のおかげで、Amazonプライム・ビデオで観ることができて本当に良かった思います。
オススメの映画です♬

I’m deeply touched!



So am I!



Boo!Boo!Boo!
久しぶりにライブラリーからアルバム『Romanza』をひっぱり出して聴いています♪ こちらも映画同様、何度聴いても素晴らしいアルバムです。

