今年の6月に日本でも公開されたジム・ジャームッシュ監督の最新作、ゾンビ映画『THE DEAD DON’T DIE(デッド・ドント・ダイ)』ですが、コロナ禍ということもあり、劇場鑑賞を断念・・・。(涙)
ジム・ジャームッシュ映画には欠かせない俳優、ビル・マーレーとお気に入り俳優のアダム・ドライバーが主演ということで、かな〜り、期待していた作品だったので、残念な思いをしました・・・。
ですが、最近になって、Amazonプライムでレンタル開始となったので、早速、観てみることにしました♪
ところで、日本でビル・マーレーといえば、映画『ゴーストバスターズ』で知っている方が多いかもしれませんが、個人的には、ソフィア・コッポラ監督作品で、スカーレット・ヨハンソンと共演した『ロスト・イン・トランスレーション』や、ジム・ジャームッシュ監督作品の『ブロークン・フラワーズ』がお気に入りです♬しかも、どちらの作品もサウンドトラック(音楽)も素晴らしかったし♬
また、共演者のアダム・ドライバーは、日本では映画『スター・ウォーズ』のカイロ・レン役で広く知られているかもしれませんが、自分的には、ジム・ジャームッシュ監督作品の『パターソン』や、ダニエル・クレイグとの共演作『ローガン・ラッキー』、スパイク・リー監督作品の『ブラック・クランズマン』のアダム・ドライバーの演技に惹かれます♬
さて、そんな二人が主演のゾンビ映画『THE DEAD DON’T DIE(デッド・ドント・ダイ)』。
事前にレビューを覗いてみると、高評価と低評価の真っ二つ?!に分かれています。
実際、本作を鑑賞し終わった後、その理由が何となくですが、分かりました・・・。(苦笑)
おそらく、ジム・ジャームッシュ監督作品が好きで、観続けてきた方々にとっては、「なるほどね、これもジム・ジャームッシュ作品らしいと言えばらしいかも。」ということで、概ね評価も良好のような気がします。
一方で、ゾンビ映画ファンという方々にとっては、ストーリー展開をはじめ、特に、エンディングに関しては「何これ?!これで終わり!?」って感じで、低評価につながったのかもしれません。
新種?!のゾンビ映画として評価の高い『ゾンビランド』をイメージしていた人にとっては、特に面白くなかったかもしれません。そう言えば、『ゾンビランド』にも本人役でビル・マーレーが出演してましたね。(苦笑)
では、私的にはどうだったか・・・、といいますと、何度も観直したい作品、とは言えませんが、ビル・マーレーとアダム・ドライバーの相変わらず?!飄々とした演技は大好きです♬
女性警官役のクロエ・セヴィニーの愛車がエコカーの象徴、トヨタ・プリウスで、アダム・ドライバーが、これまた小型車の象徴的存在?!2人乗りスマートを自家乗用車に選んでいるというあたりの設定が、ブラックユーモア的で笑えました。
しかも、そのアダム・ドライバーの愛車、スマートのキー・ホルダーが『スター・ウォーズ』のスター・デストロイヤーのミニチュアだったというのも、なんだか、ジム・ジャームッシュ独特の“イヤラシさ”みたいなものを感じさせてくれます。
ただ、個人的にはティルダ・スウィントンにはもう少し、活躍してほしかったかなぁ〜、と思いました・・・。
キアヌ・リーブス主演の映画『コンスタンティン』で、天界のハーフブリード、ガブリエル役のティルダ・スウィントンは好きなんですけど・・・。
でも、今作も、音楽が良かったですね♬
劇中、何度となく流れるカントリー・シンガー、スタージル・シンプソン(Sturgill Simpson)が唄う「The Dead Don’t Die」が、何ともお気楽な今のアメリカを象徴しているような?!心地良いサウンドで、こちらは映画と違って、何度も聴きたくなる名曲です♬

So good !



I know !



Boo,Boo,Boo.