★ デノン創立110周年記念モデル プリメインアンプ PMA-A110 購入&試聴レビュー♪
久しぶりにヤッテしまいました・・・www
10数年ぶりにオーディオ熱が再発してしまいました・・・www
きっかけは10年以上使用してきたCDプレーヤーがディスクを読み込まなくなったので、デノン創立110周年記念モデルのSACDプレーヤー、「DCD-A110」を購入したことから始まります。

「DCD-A110」を購入して、まず感じたのが、「音質の進化」とでも言えばいいのでしょうか、それまで個人的に抱いていたデノンのイメージするサウンド(ドンシャリ、低音過多)とは大きく異なり、実に繊細で、やさしくもあり、艶やかさもあって、音の広がり感も自然なのに広大で、ただ綺麗に聴こえるように感じるハイレゾ的サウンドとは明らかに違う、ハイエンド寄りの音作りの演出に驚かされました。
いやぁ~、10年も経つとこんなにも進化するのかと・・・。ホント、買い換えて大正解でした!
で、そうなると気になるのが、やはり「DCD-A110」と同時にリリースされたデノン創立110周年記念モデル プリメインアンプ 「PMA-A110」の存在です。
ハイ!オーディオ熱の再発です・・・www もう気になりだすと夜も寝られません・・・www
しかし、「PMA-A110」のメーカー希望小売価格は393,800円(税込)と、決してお安くはありません。
でも、「DCD-A110」との組合せで聴いてみたい!
それに、デノン創立110周年記念モデルなので、いつ生産終了になってもおかしくありません。しかも現時点での流通在庫がなくなれば、次の入荷時期もいつになることか分かりません。
と、気が付けば、足が自然とオーディオショップに・・・www
早速、値段交渉開始です!
3度足を運んで、最終的には価格ドットコムの最安値ショップの販売価格よりお安く購入することができました!
でもって、サブシステムで使用してきたラックスマンのプリメインアンプを処分&入替えです♪
そして、購入手続き完了の翌日には自宅にプリメインアンプ 「PMA-A110」が到着!
背面を見るとSACDプレーヤー、「DCD-A110」と同じく、製造年は「2022年」でした! ホッ♪

付属のリモコンも「DCD-A110」と共通なので、助かります♪ (ただし、CDトレイの開閉のボタンがないのは不便ですが・・・)

で、付属の電源ケーブルなのですが、これが、見た目的にもちょっと微妙だったので、こちらも「DCD-A110」と同じく、サンシャイン製の電源ケーブル「SAC Reference1.8」を使用することにしました。

実は、このサンシャイン製の電源ケーブル「SAC Reference1.8」なんですが、間もなく新製品「SAC GRANDE1.8」が発売されるのですが、「SAC Reference1.8」の流通在庫が半額で購入できたので、とりあえずは電源ケーブルについてはこれでいいかと。
さらに、「DCD-A110」と「PMA-A110」をつなぐRCAケーブルもサンシャイン製の「SRC-reference(1.0m)」を使用することにしました。こちらも間もなく新製品の「SRC GRANDE1.0」が発売になるからか、半額程度で購入することができました♪
さて、「PMA-A110」の重量ですが、25.0 kgなので、決して軽くはありませんが、メインシステムのマッキントッシュのプリメインアンプの半分程度の重さなので、ラックへの収納も二人ならそんなには苦にはなりませんでした。
概観は「DCD-A110」同様、デノン創立110周年記念モデル専用色の「グラファイト・シルバー」なので、これはこれでなかなか新鮮です。

で、肝心の音質についてですが、まずはCD、SACD(HYBRID含む)、K2HD、MQA-CD × UHQCDなど、「DCD-A110」と「PMA-A110」の組合せで一通り愛聴盤を中心に聴いてみたのですが、音楽ジャンルを問わず、驚くほどの高解像度(高SN比)であるにもかかわらず、例えば、デジタルアンプのような「これぞ!ハイレゾサウンド!」と言わんばかりのシャープでキラキラ感のある、誰が聴いても「綺麗な音!」的なサウンドとは明らかに別モノって感じがします。
例えるとすれば、上質なアナログレコードの音(響き)に、前後左右に広大に広がるサウンドステージが加わって、クッキリ&ハッキリといった押し付けがましさのようなものではなく、とても落ち着きのあるナチュラルでエレガントなサウンドを聴かせてくれます♪ これは予想を超えた素晴らしい音質です!
久しぶりに、とっかえひっかえ、ライブラリーからCDを取り出しては聴き入ってしまいました・・・www
デノンがこんな音作りをするなんて、と、ただただ驚くばかりです。(ちなみに実家にある試聴用のシステムはデノンのエントリーモデルのプリメインアンプとCDプレーヤーです。)
いやぁ~、生産終了する前に両モデルを購入してホントに良かったと思います。
そうそう、今回、「PMA-A110」には高精度な電子ボリュームが採用されているのですが、ネットなどでのレビューの中には、付属のリモコンを使っての音量調整が難しく、すぐ音が大きくなったり、小さくなったりするので使えない!とあります。調整が難しくて、結局、手で回しています、というユーザーが多いようですが、確かに、リモコンでの音量調整は微妙ですが、そんなにナーバスにならなければ、使えなくはないレベルのように思えました。
まぁ、それより気になっていたのが、CR型フォノイコライザー(MM / MC対応)がデフォルトで搭載されているという点です。これはかなり期待できそうです♪
配線の切替がちょっと面倒ではありますが、比較として、普段から愛用しているアンフィオンのフォノイコライザー(単体で20万ほど)を用意。
高音質で定評のあるアメリカのアナログプロダクションズがリリースしている重量盤LPレコードを何タイトルか聴き比べしてみたのですが、総じて音質に関しては、やはり単体外付けフォノイコライザーの方に軍配が上がるのですが、別段、そこまでの必要性を感じない人であれば、内蔵のCR型フォノイコライザー(MM / MC対応)でも充分、アナログレコードの素晴らしいサウンドを堪能できます!
音質傾向はCD同様、とても落ち着きのある上質なサウンドと音の広がりが感じられて、ずっと音楽を聴いていたくなるような再生音です♪
そして、多機能な「DCD-A110」には、「DCD-A110」と同様にQuad-DAC構成が採用され、最上位モデルのDCD-SX1 LIMITEDにも搭載されているステレオDAC「PCM1795」を左右チャンネルにそれぞれ2基(4ch)ずつ使用されています。
こちらも確認すべく、フルテックのUSBケーブルでMacBookProに接続して聴いてみたのですが、ハイレゾ音源であるにもかかわらず、「これぞハイレゾ音源!」というような強烈な自己主張もなく、これまた心地よい上質なサウンドで、エッジを求めるような人向けではないかもしれませんが、ちょっと、ハイエンドの入り口っぽい高級感を醸し出したような音作りになっていて、個人的には好感が持てました。
いやぁ~、かなり、満足度、高いです!「DCD-A110」と「PMA-A110」の組合せは。
このデノン創立110周年記念モデル「DCD-A110」と「PMA-A110」は、オーディオ評論家からの評価も高く、オーディオ賞でもカテゴリー別ランキングでは1位だったりするのですが、だからといって、その結果を鵜呑みにしてはいけません。
今回、たまたま自分はとても満足していますが、自分が感じる「いい音」は、人それぞれ違うと思いますし、設置する環境や使用するオーディオアクセサリー、そしてもちろん、組み合わせるスピーカーによってもサウンドは変わってくると思います。
ネットなどでのレビューを見ていると、クラシックを聴くならマランツ、ロックやジャズを聴くならデノン、なんて書き込みを見たりもするのですが、ただ、個人的に感じたのは、「DCD-A110」と「PMA-A110」の組合せは、オールジャンル、何を聴いてもそれぞれの音楽に浸れることができる、ということです。ちなみに個人的にはこの両者と組み合わせるスピーカーはB&Wが合っていると思います♪
なので、なかなか簡単なことではありませんが、可能であれば、お気に入りのCDを持参の上、試聴を強くオススメします。
で、自分と同じように「これだ!」と思ったら、多少無理してでも買っちゃいましょう!その後に待っている「幸せの時間」を手にすることができるのですから。
あっ、あと、「PMA-A110」には2種類のアナログモードが搭載されています。アナログモードは2種類あって、アナログモード1に設定すると、デジタルオーディオ回路がオフになり、繊細なアナログ入力信号への干渉を防ぐことができるそうです。また、アナログモード2に設定中はディスプレイ表示も消灯し、「PMA-A110」は純粋なアナログアンプとして動作します。
メインシステムのマッキントッシュのアンプは、観てよし、聴いてよし、所有欲も満たされるという、まさに極上の逸品ですが、このデノンの「PMA-A110」は、今まで所有してきたラックスマンのA級アンプやAB級アンプ、ソウルノートやアトールのアンプとも、また違った音楽を聴く楽しさを教えてくれました。きっかけはCDプレーヤーの不調からでしたが、結果として本当にラッキーだったと思います。
アーティストへのリスペクトも込めて、いい音で音楽を聴くことの大切さを改めて実感しています。

Extremely touched!



Me too!



Boo!Boo!Boo!
このチャイコフスキーのヴァイオリン協奏曲を聴くようになったのは、2009年のフランス映画『オーケストラ!』でした。
「DCD-A110」と「PMA-A110」の組合せで聴いてみたくなったので、久しぶりにライブラリーからCDを引っ張り出してきました。


映画も感動しますが、音楽も素晴らしいですね♪
ちなみにこの映画『オーケストラ!』のサントラに収録されているヴァイオリン協奏曲も大好きですが、アメリカを代表する女性ヴァイオリニスト、ヒラリー・ハーンさんによる演奏も個人的にはお気に入りです♪