★ 大人気のポータブルヘッドホンアンプ FiiO「FIO-BTR3K」購入レビュー ♪

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昨年あたりから自分もそろそろノイズキャンセリングワイヤレスヘッドホンの購入を真剣に考えるようになりました。

何度も試聴をする中で気に入ったのが、ゼンハイザーの「MOMENTUM Wireless M3AEBTXL」でした。

既に多くの方々がネットなどで、その「音質の良さ」を評価されている通り、自分も「MOMENTUM Wireless M3AEBTXL」の一番のお気に入りポイントは、やはりその再生音にあります。(BOSEの「NOISE CANCELLING HEADPHONES 700」、SHUREの「AONIC 50 SBH2350」、B&Wの「PX7」などとも比較試聴しましたが。)

ただ、仮に「MOMENTUM Wireless M3AEBTXL」を買ってしまうと、手持ちのヘッドホンたちはどうするの?!ということになります。

MOMENTUM Wireless M3AEBTXL」のサウンドは気に入りましたが、これまで愛用してきたヘッドホンの中で、一番のお気に入り、DENONの「AH-D7000」と比べると再生音においては、DENONの「AH-D7000」の方が好みです♪

DENON「AH-D7000」

ノイズキャンセリングワイヤレスヘッドホンの魅力としては、ノイズキャンセリング機能とワイヤレス機能の利便性ということにつきますが、自分の中でのプライオリティは、やはり、「音質の良さ」ということになってしまいます。

ソニーの「WH-1000XM4」は確かにノイズキャンセリング機能を最優先に考えた場合のベストバイになりますが、その再生音は自分好みではありませんでした。

価格的には「MOMENTUM Wireless M3AEBTXL」の方が1万円ほど高くはなりますが、自分が買うなら「WH-1000XM4」ではなく、「MOMENTUM Wireless M3AEBTXL」ということになるわけですが、では、DENONの「AH-D7000」はどうするのか?

使わずに手元に残すのか、それとも手放してしまうのか・・・。

AH-D7000」はサウンドだけではなく、そのルックス、例えば、ハウジングに天然木マホガニー材を使用した上に、木目を活かした光沢塗装が施されています。この品の良さや長時間使用していても疲れない掛け心地の素晴らしさも魅力です♪

同じDENON製の現行モデル、AH-D7200やAH-D7200を試聴しましたが、個人的には「AH-D7000」の方が、サウンドもルックスも良いいと思っています。

そこで浮上したのが、「AH-D7000」のワイヤレス化です!といっても、もちろん改造するわけではありません。つまり、ポータブルヘッドホンアンプを買って、現在使用しているMacBook ProやiPad、iPhoneなどのデバイスとBluetooth接続して、「AH-D7000」を擬似ワイヤレスヘッドホン化?!してしまおうというわけです。

もちろん、そのことによってお気に入りの音質が損なわれては意味がありません。ただ、とは言え、「気軽=小型」ということもワイヤレスヘッドホン化するにあたっての重要なファクターになります。

そこで、候補に上がったのが、人気のポータブルヘッドホンアンプFiiOの「FIO-BTR3K」と「FIO-BTR5」の2機種です。

とくに「FIO-BTR3K」については、実売1万円前後ということもあってか、発売後、欠品中のショップもあったほどの人気だと聞いていました。

というわけで、ここからは「FIO-BTR3K」と「FIO-BTR5」の、あくまでも私的購入前比較検討になります。www

両者の性能・機能面での最大の違いは、USB DAC としての性能差ではないでしょうか。「FIO-BTR5」は、PCMが384kHz/32bitまで対応、DSDネイティブはDSD256まで対応のUSB DAC機能がついています。そのため、チップは「ES9218P」を2基搭載しています。一方の「FIO-BTR3K」はDAC機能がおまけ程度なので?!DACチップは旭化成製「AK4377A」を搭載しています。
ただ、肝心のBluetoothのチップはどちらも「CSR8675」で、バージョンは「BT5.0」、対応音声コーデックも同じなので、ワイヤレス機能については大差はなさそうです。
あと、大きな違いとしては、「FIO-BTR5」にはハイ、ローのゲインの切替がついていて、さらに3.5mmヘッドホン出力が80mW@32Ωなのに対して、「FIO-BTR3K」は、3.5mmヘッドホン出力が25mW@32Ωとなっており、ゲインの切替もついていません。まぁ、爆音で聴かない限りは「FIO-BTR3K」でも大きな不満はないかと・・・。
そして、気になる連続再生時間は、「FIO-BTR3K」が11時間に対して「FIO-BTR5」が9時間と2時間差はありますが、このあたりは気にするほどの大差はないかと思います。
ちなみに、どちらも、2.5mmバランスヘッドホン出力を備えています。(ただし、出力レベルは異なりますが・・・。)

サイズ的には「FIO-BTR3K」の方が、より小さくて軽いので、ポータブル性では「FIO-BTR3K」に軍配が上がります。
FIO-BTR5」には有機EL表示スクリーンがあるので便利そうに思えますが、そんなにいつも見るものではないし、携帯性を考えるとやはり「FIO-BTR3K」がベターです。

ネットでのレビューを見る限りでは「FIO-BTR5」の方が音質面では上のようですが、「FIO-BTR3K」であっても、メーカーが無料配布しているスマホアプリ( FiiO Control )のイコライザー機能を使えば、ある程度は自分好みの音質に調整可能なので、実売1万円前後のポータブルヘッドホンアンプだと、現状はまずまず満足できるレベルだと思います。
もちろん、音質面に関しては上を見れば、候補は色々ありそうですが、iPhone直挿しの音質と比較すると、直挿しよりかはイイのでは、と思います。

FIO-BTR3K」→¥10,000前後
FIO-BTR5」 →¥16,000前後

今回はあくまでも「AH-D7000」のワイヤレス化が主目的なので、「FIO-BTR3K」を購入しました♪

FiiO「FIO-BTR3K」

さて、ここからは、その「FIO-BTR3K」購入後の使用感・音質などのファーストインプレッションです♪

まず、Bluetooth接続についてですが、使用中のiPhone、iPad、MacBook Pro については、いずれも全く問題なく、即ベアリングできました!

で、愛用のヘッドホン、DENONの「AH-D7000」のフォーンプラグ(6.3mm標準)にフルテック(FURUTECH)の変換プラグ「CF35(R)」を介して「FIO-BTR3K」の3.5mmヘッドホン出力端子に接続しました。ちなみに変換プラグ「CF35(R)」はロジウムメッキ仕様のオーディオ用ヘッドホン変換プラグで、同社の金メッキ仕様のプラグより音の解像度が高い感じます♪ただ、個人的にはオススメの変換プラグではありますが、数百円の変換プラグとサウンドを比較した場合、正直、「激変!」とまではいかないので、気軽にポータブルでの音楽を愉しむ分には、数百円のものでも全然かまわないと思います。

さて、肝心の音質についてですが、確かに多くのレビューにあるように、直挿しに比べると明らかにサウンドがクリアになり、解像度が上がったように聴こえます。かと言って、無機質に感じられる高解像度ではなく、いい意味で、そこはほどよく抑えられているように感じられます。また、デフォルトでのサウンドに物足りなさを感じたら、同社が無料配布しているスマホアプリでイコライジングすれば、少しは自分好みのサウンドに近づけられると思います。

繰り返しになりますが、今回の最大のテーマは、愛用の有線ヘッドホンの擬似?!Bluetoothワイヤレスヘッドホン化が主目的なので、価格やポータブル性、機能性と音質など、総合的に見れば、充分満足できる製品でした。

耐久性や電池の寿命がどの程度かは、今後の検証になるでしょうが、使用頻度にもよるでしょうが、2年ほどもってくれれば充分もとは取れたと言えるかな、って感じです。

とは言え、愛用のヘッドホン、DENON 「AH-D7000」の使用機会が増えることに、単純に、うれしさやありがたさを感じるのでありました♪ いやぁ〜、いい買い物ができました!良かった♪良かった♪

パーソン

Good choice!

ニコラス

Yeah, exactly!

ダブ

Boo!Boo!Boo!

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この記事を書いた人

“While my heart is still beating.”

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