★ シトロエン 新型MPV「ベルランゴ」 & プジョー 新型SUV「2008 GT Line」 試乗レビュー♬

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少し前の話にはなりますが、昨年から日本でも話題のフランス車シトロエンの新型MPV「ベルランゴ」、そして、プジョーの新型SUV「2008」に試乗してみたので、それぞれ、ちょこっとレビューしてみたいと思います♬

まずは、シトロエンの新型MPV「ベルランゴ」から♬

New Citroen Berlingo

日本では昨年の夏、正式にカタログモデルとなった新型MPV(マルチ パーパス ビークル)の「ベルランゴ」

ルノー「カングー」の独壇場だったポジションに新たに加わったシトロエンの「ベルランゴ」プジョーの「リフター」ですが、その個性的なデザイン性が最大の魅力とも言える「ベルランゴ」

日本メーカーのオラオラ系ワンボックスカーとは対照的なエクステリアはとっても魅力的です♪

個人的には現行モデルのルノー「カングー」の愛くるしい外観も大好きですが、近々本国でも正式発表されるフルモデルチェンジとなる新型「カングー」のエクステリアデザインは「ないかな〜・・・」と思っているので、「カングー」を買うなら現行モデルかなぁ〜、って感じですね。

ただ、あの内装(特に前席コックピット周り)と板チョコのようなキーは「ないよなぁ〜」と思っているので、そうなると、断然、シトロエンの「ベルランゴ」でしょ!となるわけです・・・。

ネックは車両本体価格で、ルノー「カングー」が254.6万円〜264.7万円なのに対して、「ベルランゴ」が312万円〜349万円と結構差があります。

まぁ、プジョーの「リフター」や同じシトロエンの「スペースツアラー」になるとさらにお高くなるので、もはや比較対象にもならないかもしれませんが・・・。

とは言え、「カングー」やそのほかの輸入車MPVの購入を検討している人にとっては、シトロエン「ベルランゴ」は大いに気になる存在のはず。

確かに価格差は小さくはありませんが、「ベルランゴ」の場合、最大のアドバンテージであるエクステリア以外にも、例えば、エンジンは豊かなトルクと優れた燃費を実現する先進のクリーンディーゼル1.5L BlueHDiを搭載し、トランスミッションは最新世代の8速オートマチックです!

さらに、上位モデルには圧倒的な開放感をもたらすパノラミックガラスルーフが標準装備。また、アクティブセーフティブレーキやレーンキープアシストをはじめ、安全装備も「カングー」よりずっと充実しています。

おそらくフルモデルチェンジ後の「カングー」は、それ以上の機能や安全装備が付くでしょうけど、そうなると価格も「ベルランゴ」より高くなるかもしれません。

ただ、残念に思うのは、広大なパノラミックガラスルーフの中央部分に「フローティングアーチ」と呼ばれる収納スペースが有り、これが開放感を阻害しているように感じます。夜はアンビエントライトとして車内を演出してくれるのですが、別に車体の強度化に寄与しているものではないので、正直言って「いらないじゃん!!」って強く思います。う〜ん、もったいない!

シトロエン「ベルランゴ」の「フローティングアーチ」

さて、そのシトロエンの「ベルランゴ」。街中でもその姿をたまに見かけるようになりましたが、実車を間近で見てみると、意外に小さい?!と感じました。サイズ的には「カングー」より少し大きいのに不思議な感じがします。

で、実際に運転席に座ってみると、「カングー」に初めて乗ったときのような違和感はありませんでした。「カングー」に乗ったときは、ウィンドシールド(フロントウィンド)までの距離が遠すぎて、ちょっと慣れが必要かも、と思いました。

でも「ベルランゴ」の場合は不思議とそんなことは感じませんでした。ただ、目線の位置は高いので、遠距離運転はかなりラクだと思います。開放感は「スペースツアラー」には負けるかもしれませんが、それでも十分です。

逆に気になったのは、センターコンソールが異常なほど?!幅があるためか、右ハンドルだと左足のスペースというか、左足のふくらはぎ辺りがコンソール横にあたって気になりました。さらに、シートですが、ボディサイズの割にはちょっと小さいのでは!?と感じました。シートは「C5エアクロス」の方が断然良いと思います。

後席のシートも「C5 AIRCROSS SUV」同様に独立3分割されていて、一見、3人が居心地良く座れるとも思えるのですが、1人分のシートが前席と同じく、やはり幅が小さいように思います。しかも「C5エアクロス」の後席はリクライニング機能が付いていますが、「ベルランゴ」には付いていませんでした。

このあたり、シトロエンのシートは最高だからねぇ〜!と想像して乗っちゃうと、ちょっとガッカリするポイントかも知れません。

そのシートに座って、3人乗車で試乗したのですが、まず驚くのは、その静寂性です。「えっ!?これホントにディーゼル?!」って思ってしまうほど、抑え込まれています。これは凄い!

さらに、8速オートマチックの恩恵だと思うのですが、変速のギクシャク感もなく、車重を感じさせないスムーズな走りが堪能できます。軽快!とまでは言いませんが、街中から高速まで、ストレスフリーな走りが楽しめそうです♪

早く走るためのクルマではないので、リラックスして乗れるのですが、ストレスを感じない加速と乗り心地のバランスは「さすが!」といった感じです。

いやぁ〜、これ、子供じゃなくても大人でも、乗ったら自然と微笑んでしまうこと間違いなし!な楽しいクルマなんじゃないでしょうか。

オーストラリアのサーフブランド、「RIP CURL(リップカール)」とのコラボモデルも本国では既にリリースされているようなので、日本でも限定車として発売されると良いですよね♪

シトロエン「ベルランゴ RIP CURL(リップカール)」
Citroën Berlingo Rip Curl Special Edition

気になる点として、ギアチェンジがシフト式ではなく、丸いダイヤル式なんですが、そのダイヤルを回すときの重さや硬さ、節度感があまり感じられず、軽すぎて思いのほかチープ感(おもちゃ感?!)があるというか、これだとシフトの位置を間違うことあるんじゃないかな?!って少し不安に感じました。

あと、ちょっと残念なのは、新型C3と同じく、ボディカラーのアクアグリーンが廃盤色となるので、グリーン系が欲しい!という方は急いだほうが良いかもしれません。

ただ、その替わりに、「カングー」にもある、ネイビー(濃紺)とブラウンが新たに追加色となるみたいなので、そちらを待つのも手かもしれませんね。

大いに悩みどころかもしれませんが、そうやって悩んでいるときが一番楽しいですからね♪

あっ!そうそう、「ベルランゴ」の手動のスライディングドアですが、一部のレビューなどでは「ちょっと女性や子供には重いかも」なんていうコメントも見ますが、個人的にはそれほど重いとは感じませんでした。全然許容範囲です。まぁ、実車で試してみるのが一番かもしれませんね。

さて、お次は、プジョーの新型SUV「2008 GT Line」です♬

NEW PEUGEOT 2008

昨年後半、「NEW 208」が日本でも発売開始された!と思っていたら、矢継ぎ早に新型SUV「2008」が発売となりました。

実車を見ても、エクステリア・デザイン的には圧倒的に「NEW 208」が、個人的にはイチオシ!ですが、ユーティリティや実際の使い勝手を考えると新型SUV「2008」と大いに悩むという方は少なくないかもしれません。

まぁ、自分だったら並行輸入で、「NEW 208」左ハンドル6速マニュアルトランスミッションにしますが・・・・・。(苦笑)

インテリアデザイン(特にコックピット周り)の違いは少ないかもしれませんが、エクステリア(特にリア周りとサイドビュー)は全く別物です。

個人的には「NEW 208」のグラマラスなリアビューがお気に入りです♪

とは言え、リアシートは明らかに新型SUV「2008」の方が余裕があります。まぁ、「NEW 208」と比較したら・・・ってエクスキューズが付きますが。

ただ、新型SUV「2008」は地上最低高が高い割に、車高が低いので、運転席に乗った印象は、「えっ?!これ、ホントにSUV?」と感じると思います。そのため、背の低い方が運転する場合は、シート高を上げないとフロントの見切りが悪いと思います。

でも、実車に間近で触れると、小型SUVではダントツに魅力的な一台であることには違いありません。とっても惹かれます♪

本音を言うと、「NEW 208」新型SUV「2008」を乗り比べたかったのですが、試乗の順番待ちが長引きそうだったので、たまたま、すぐ乗れる新型SUV「2008」に試乗することにしたということです。

ということで、新型SUV「2008」の試乗レビューをば・・・。

いきなり目を引くのは「3D i-Cockpit」。なんだか、単純に「カッコいい」って思っちゃいますよね。初めてだったので、表示の見辛さが気にはなりましたが、オーナーになったら問題なく、すぐに慣れるんでしょうけど・・・。

プジョーの新型SUV「2008 GT Line」「3D i-Cockpit」

個人的には、このクラスの小型車の中でのコックピットの適度な包まれ感、イヤに感じない閉塞感では、Audi「A1」が一番好みですが、新型SUV「2008」の収まり具合もなかなかですよね♪満足感はすこぶる高いと思います。

そして、走り出して感じるのが、シトロエンの「ベルランゴ」のときもそうでしたが、静寂性とスムーズなシフトアップに軽く感動します。

プジョーでよく言われる「猫足」感は少し薄いかもしれませんが、だからといってドイツ車っぽくもなく、「これが最新のプジョーなんだ」と、意味なく納得するような・・・感じです。いい意味で・・・。(苦笑)

来月2月には、フルモデルチェンジを果たしたルノー「キャプチャー」が日本でも発売開始されるので、両車を比較試乗したい!と考えている方も多いんでしょうね。う〜ん、これまた悩みますね〜♪

All-new Renault Captur

シトロエン「C3 AIRCROSS SUV」は、運転していると、「急がずに、のんびり行こうよ♬」って気持ちになりますが、プジョーの新型SUV「2008 GT Line」の場合は、「クールに、スマートに、行きましょうか♪」とでも言えばいいんでしょうか、それでもどちらも、乗れば、今の自分のライフスタイルさえも変えてくれる「力(チカラ)」を持っているように感じました。これっていつも、何故か日本車では感じることができないフィーリングだと思います。まぁ、こればっかりはあくまでも主観にすぎませんが・・・。(笑)

それにしても、今回のシトロエンの「ベルランゴ」といい、プジョー新型SUV「2008」といい、性格は違いますが、どちらも、ホント、魅力的な一台です。

高性能、低燃費、という要素も無視はできませんが、人間の感性を心地よく刺激する欧州車ならではの魅力を再認識させられた試乗となりました♪

「ワクワクする」、「いつまでも乗っていたい」、そんな自分に合った理想的なクルマと出逢えるってホント楽しいですねっ♬こうしたクルマを運転していると、自然と笑みがこぼれてきますし、心がおおらかな気分になります。いいですよね〜♬

パーソン

I’m so excited !

ニコラス

Me,too !

ダブ

Boo! Boo! Boo!

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この記事を書いた人

“While my heart is still beating.”

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