★ 2021年後半、OPEL(オペル)が日本に再上陸！

日本でドイツ車といえば、メルセデス・ベンツ、BMW，アウディ、フォルクスワーゲンが一般的によく知られる自動車メーカーだと思いますが、同じく、ドイツ車で、かつて日本でも販売されていたOPEL（オペル）が、今秋にも日本での販売が再開されるようです。

既に日本語にローカライズされたホームページも開設されています。

ここ最近、日本では、プジョー、シトロエン、DS、といったフランス車（PSAグループ）の販売増が話題となっていますが、今年はじめ、そのグループPSAとイタリアを代表するフィアット・クライスラーが合併し、新たにSTELLANTIS（ステランティス）という大規模な多国籍自動車メーカーが誕生しました。

主なブランドとしては、アルファロメオ、フィアット、マセラティ、ランチア、アバルトなどのイタリア車、プジョー、シトロエン、DSなどのフランス車、ジープ、クライスラー、ダッジなどのアメリカ車、と日本でもおなじみの欧米ブランドが目白押しです。

そして、その傘下のブランドとして、ドイツ車のオペルも入っています。

もしかしたら、プジョー、シトロエン、DS、といったフランス車勢の日本での販売躍進が起因しているのかもしれませんが、日本のユーザーにとっては、自動車購入時の選択肢が増えることは喜ばしいことです。

個人的には、現在日本で正規販売されているドイツ車をもし購入するとすれば、今なら間違いなくアウディを選びます。

まぁ、あくまでも主観にはなりますが、アウディのあの上質なエンジン・レスポンスとステアリング・フィール、そして適度にタイトなコックピット感など、内外装のデザインを含め、そのバランス良さは絶妙に感じます。

セダンやハッチバックの場合、あの着座位置の低さゆえの乗り降りのしづらさと、純正カーナビの使いづらさや相変わらず高価なオプション価格設定が、もう少しなんとかなってくれればいいのになぁ、とは思います。

話は戻りますが、ここのところのオペルの新型車、特に、MOKKA（モッカ）や先日発表されたばかりのNEW ASTRA（アストラ）の内外装のデザインを見ると、実車を早く見てみたい！と思いますし、他のドイツ車とドライビング・フィールがどう違うのか、早く試乗してみたい！と思わずにはいられません。

モッカや新型アストラのエクステリアのデザインに関しては、「あれ？！この部分はあの車に似ているような・・・」といったところはありますし、その分、新鮮味に欠けるかもしれませんが、それでも、とてもうまくまとめられていると思いますし、インテリアに関しても、グループ傘下の他ブランドのデザインをうまく取り込んでいるように感じます。

ちなみに日本での販売が確定しているコンパクトSUVのMOKKA（モッカ）は、1.2Lのガソリンエンジンに８速ATの組み合わせでの導入が予定されているようで、サイズは全長が4,151mm、全幅が1,790mm、全高が1,523mmと、街乗りにはジャストサイズといった感じではないでしょうか。

今では日本車でもツートンカラーが一般的になっていますが、MOKKA（モッカ）はボンネット〜フロントグリルまで、ツートンカラーになっています。

こんな大胆なカラーリングを取り入れるあたりのセンスは、さすが、欧州車って感じがします。日本車ではジムニーくらいでしょうか。

とは言え、いざ、購入する立場になれば、気になる点もあります。

まずは、日本国内での販売拠点です。オペルの日本法人は「Groupe PSA Japan株式会社」となっているので、販売店によっては、プジョーやシトロエンと併売することもあるということでしょうか？

また、右ハンドル仕様の輸入となると、やはりイギリス仕様のものを日本用にローカライズすることになると思うのですが、イギリスでのオペル車は確か、Vauxhall（ボクスホール）ブランドで販売されていたと記憶しています。そのあたりが仕様に何か影響があったりするのか、ちょっと神経質かもしれませんが、気になるところではあります。

そして、一度は日本から撤退している自動車メーカーのオペルだけに、購入したのは良いけれど、また、販売不振で日本から撤退されでもしたら、嫌だなぁ〜、と考える方も少なくないかもしれません。

とは言え、実績のあるフランス車ブランド、イタリア車ブランドを有するSTELLANTIS（ステランティス）だけに、MOKKA（モッカ）や新型ASTRA（アストラ）の味付けがどうなっているのか、他のドイツ車とどう違うのか、興味は尽きません♪

OPELの再上陸に期待です！！